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終幕のない殺人

芸能界の大御所・加堂孝次郎の箱根の別荘で十四人の賓客を迎え、華麗な晩餐会が開かれようとしていた。その中に浅見光彦と幼なじみ野沢光子の当惑した顔があった。
実は二年連続して不審な死亡事故が起きているのだ。果たして男優の永井智宏が何者かに毒殺された。いよいよ連続殺人劇の序曲が始まる。

書評

この作品はいつもの浅見シリーズとは違います。
これは、クローズド・サークル物です。外部と遮断された場所で殺人事件が起こる小説です。
登場人物も発売当時の芸能人がモデルになっています。
幼なじみ野沢光子が登場します。
これはこれで私は好きです。
内田氏がこのようなものも書こうと思えば書けるということを示した作品です。
いつもと違う浅見作品を味わうことができます。 ファンなら是非読みたいですね。


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