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恐山殺人事件

音楽教師、杉山博之が変死した。杉山が勤務する音楽教室の主宰者、高川伸男は、杉山は殺されたのではないかと疑い、事件の真相追及を探偵・浅見光彦に依頼する。
浅見は、杉山の祖母サキが恐山のイタコで「博之は北から来る何かによって殺される」と予言していたことを知る。だが、高川もまた不審な死を遂げてしまう。
サキの不可思議な言葉を追い、浅見は北へと旅立つが…。著者が推敲に推敲を重ね、「これほど自らを没入させた作品はない」と語る本格推理小説。

書評

恐山のイタコ・杉山サキの予言どおり2人が殺されます。
今回浅見光彦は、真相究明を依頼され恐山のほか、角館や十和田湖などを訪れます。
過去のできごとが今回の殺人に結びついているのですが、犯人の気持ちがよく分かります。
よくできた作品だと思います。


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