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天河伝説殺人事件

能の水上流宗家・水上和憲には和鷹、秀美という孫がおり、この異母兄弟のどちらかが後継者と目されていた。だが、舞台で『道成寺』を舞っているさなか和鷹が急死、その直後、宗家和憲も突然行方不明に。
一方、新宿の高層ビル街で川島という男が不審死を遂げる。川島の手から転がり落ちたのは、能楽関係者に信仰の篤い天河神社のお守り「五十鈴」だった。
浅見光彦は奈良県を取材中、このふたつの事件に深くかかわっていくのだが…。錯綜する事件の中で明かされていく千年の儚き歴史、能楽の名流を巡る人々の愛憎劇とは?伝説シリーズ不朽の金字塔。


書評

この作品は唯一浅見光彦シリーズで映画化された作品です。 それだけに人気のある話です。
私自身この作品を読んで、浅見光彦シリーズをいろいろ読もうと思うきっかけになりました。
能の世界の話も興味深いものがあります。 舞台で『道成寺』を舞っているさなか和鷹が急死するというのもインパクトがあります。
奈良県吉野の天河神社、神秘的で是非一度行ってみたいと思いました。
読みごたえのある作品でした。


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