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歌枕殺人事件

浅見家では正月にカルタ会が催される。その席で浅見光彦はカルタ界の女王朝倉理絵に辛勝した。勝敗を分けたのは理絵が執着した一枚の札。理由は彼女の父親が三年前に“末の松山”の松の下で殺されたからだった。しかも事件は未解決のままで、父の手帳に書き込まれた「白浪、松山を越ゆ」が唯一の手がかりだという。真相を追って浅見は宮城県へ赴くが、そこでは十二年前にも歌枕にまつわる殺人事件が発生していた。古歌に封印された謎を手操って名探偵浅見光彦がふたつの難事件に挑む。旅情ミステリー。


書評

この作品で、浅見光彦が、カルタの名人であることが分かります。
浅見家では、例年かるた会が行われます。そのかるた会に今年は東京都のカルタ女王が参加。
光彦と決勝戦で対決した、カルタ女王、朝倉千恵の父親は、3年前に殺害されています。
しかし、この事件は未解決で、光彦が調査することになります。
光彦は、いつもヒロインから慕われるのですが、このヒロインは、光彦に冷たいという印象を持ちました。

日本三景の一つ、松島が舞台です。 いつものように光彦は事件を解決します。


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