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若狭殺人事件

若狭の名勝、日向湖で発見された男の死体。一年後、東京・高島平で絞殺された広告代理店勤務の細野久男。
細野は死の直前、同人誌に若狭を舞台にした小説「死舞」を発表していた。浅見光彦は二つの殺人の接点を求めて、単身若狭に向かう…。

書評

若狭は、福井県。福井は原発が数基ある県。
この作品は最初原発が事件にからんで行くのかなと思って読み進めましたが、 結局そうではありませんでした。
高利貸しで悪名高い男の他殺死体が三方五湖の1つ日向湖で発見されます。
また、東京でも広告代理店に勤めながら小説の同人誌に参加していた細野という男が殺されます。
浅見の推理でこの2つがつながって行きます。
高利貸しは、殺されてもしかたないかなと思いましたが、細野という男はなんてついてないんだろうと思いました。しかし、盗作はいけませんね。
ラストは浅見流の解決方法でした。犯人のもとへ乗り込んで、犯人に選択の道を与えて去るという。


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