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ユタが愛した探偵

琉球王家最後の姫君が名門・井伊家に嫁いだ事から始まった彦根の名物行事「ブクブク茶会」。その行事に沖縄から参加した式香桜里は、幼い頃から「神の子」と言われる不思議な能力を秘めていた。
数日後、彦根において香桜里の素性を執拗に探っていた不審な男が、琉球王国の聖地・斎場御嶽で死体となって発見される。男はスキャンダル雑誌「裏の真相社」の編集長・風間了。事件究明の依頼を受けた浅見光彦は、急遽、沖縄へ。神秘の国に封印された悲劇の連鎖。美しき霊能者が抱いた儚き恋の行方。名探偵・浅見をも惑わす驚愕の真相とは。

書評

この作品は、今まで登場しなかった沖縄が舞台になっています。
ヒロインは、琵琶湖テレビの記者・湯本聡子と美しき霊能者式香桜里です。
霊能者というと、「恐山殺人事件」のイタコ・杉山サキがおりましたが、この作品は、ヒロインが霊能者です。式香桜里も独特の魅力を持っていますね。
式香桜里と光彦の絡みもこの作品の魅力になっています。
沖縄ならではの作品といえるのではないでしょうか。


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