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しまなみ幻想

書評

この作品は、本州と四国をつなぐしまなみ海道を舞台にした作品です。
また、「なんでも鑑定団」にあたる「全国お宝捜査隊」という番組が出てきて、事件の重要な役割を果たしています。

母の死に疑問を抱く少女・咲枝は、好奇心が強くむちゃな行動もしてしまいます。 母を失ってもピアノを一生懸命頑張る少女で好感が持てます。十五歳でベートーベンの「悲愴」を見事に弾くなんてすごい。

いつものように、浅見が見事な推理で事件を解決します。
瀬戸内海の海と島を舞台に、重くない良い作品にしあがっていると思います。



来島海峡大橋から投身自殺した母・美和の死に疑問を持った少女・咲枝。平塚亭で、偶然彼女と知り合った浅見も、美和の死に不審を抱く。しまなみ海道を訪れた浅見は咲枝とともに「小さな探偵団」を結成し、協力して真相を調査するが…。大三島、来島、今治と美しい瀬戸内の海と島を舞台に、浅見光彦が活躍するミステリー。

 



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